Q.まずは家族構成を教えてもらえますか?
清水 夫と小学校1年生の娘の3人家族です。
宮崎 夫と2歳の娘の3人家族です。2021年4月から職場復帰しました。
山根 夫と2歳の息子の3人家族です。育休終了後、私も2021年4月から職場復帰しました。
Q.お子さんが生まれてからも二葉で働こうと思われていましたか?
清水 結婚してまもなく夫が熊本に転勤になったのですが、私も妊娠したこともあり産休を取り、一緒に熊本に引っ越しました。その後、夫が本社に戻ることになったので、子供が1歳になった2016年から二葉に職場復帰しました。
宮崎 夫の母も子育てをしながら働かれていたので、夫も私が働くことに抵抗がなく、頑張ってねと後押ししてくれました。そのこともあって二葉を退職するという考えは持ちませんでしたね。私が入社した頃に比べると、社会や会社が変わり女性が働きやすい環境に段々なってきました。
山根 私もそもそも退職するという選択はなかったです。産休に入る前はお客様の会社に出向していたのですが、そちらでも結婚して会社をやめるという女性はいませんでしたね。
Q.共働きで家庭での決め事はありますか?
清水 分担の取り決めはしていませんね。夫は自分の得意な家事から進んでやってくれています。一人暮らしの生活が長かったこともあり、洗濯なども私が言わなくてもやってくれます。洗剤選びもこだわって楽しんでやっているみたいですよ。
山根 うちも特に決め事などもしていませんが、夫は家事・育児全般的にやってくれ、やれることをやれる方が担当しています。夫が早上がりの日には保育園にお迎えに行ってくれたり、朝食を作ってくれたりもしています。
宮崎 うちもいろいろやってくれます。私が職場復帰する際に保育園に送るのは夫で、お迎えは私と決めました。復帰する前はガチガチに決めておかないとダメかなと気負いもありましたが、私が手の届かない部分は自然にサポートしてくれていますね。
Q.共働きでご実家などのサポートはありますか?
山根 実家まで車で1時間ほどかかる場所に住んでいるので、夫と私でなんとか乗り切っていますね。
清水 私は夫の実家のそばに住んでいますが、復帰一年目は子供も体調を崩しやすく、自分も感染することもあったため助けを借りました。その後は子供も丈夫になり、頼ることは少なくなりました。
宮崎 私は逆で、育児休暇中に自分の実家のそばに引っ越しました。フルタイムで仕事に復帰したかったので“おばあちゃんパワー” を全面活用させてもらってます。慣らし保育の時も母にサポートしてもらい、お迎えなどもお願いしました。本当に助かりましたね。
Q.子育てにおいてご自身での決め事はありますか?
清水 その日あったことの話をしたり、お友達に手紙を書いたりしたり、勉強も始まって来ているのでできるだけサポートをする努力はしています。それと効率的に家事を終わらせて一緒に寝るようにしていますね。
山根 子供が話すことはなるべく聞いてあげようと思っています。日中一緒にいられない分、なるべく会話をしてお話を聞くように心がけています。
Q.お休みの日はどのような過ごし方をされていますか?
山根 最近、息子が電車をすごく好きになったので一緒に見に行ったり、公園に行って自転車に乗ったりしています。
宮崎 うちも公園はよく行きますね。滑り台が大好きなんです。近所の姉の家族と一緒に遊んだりもしています。
Q.これからの働き方はどのように変化していくと感じられますか?
山根 私は「時短勤務」と「時間外労働の制限」を申請しています。子供が体調を崩すとお休みを取らなければならず、周りに迷惑をかけてしまうので申し訳なく感じてしまいます。リモートでも仕事が完結できるように会社や業界全体のDX化が進んでいってほしいなぁと思います。
清水 私は「時短勤務」を選択しています。法律上では時短勤務は子供が3歳になるまでと規定されていますが、二葉の場合は小学校3年生の年度末である9歳までできるので、大変助かっています。会社全体で育休や子育てについての意識やサポートがさらに充実していくといいですね。
Q.最後に働くママからのメッセージをお願いします。
宮崎 人事担当なので学生さんから「結婚してからも働けますか?」「子育てしながら働けますか?」とよく質問されます。その際は「大変なこともあるけど、もちろんできますよ」と答えています。二葉では時短勤務、残業時間の免除及び制限、看護休暇等、仕事と育児を両立するための環境を整備しています。しっかりと働くべき時は働き、自宅に帰ったら気持ちを切り替えて子供と接する時間を作るという心構えが必要だと思います。
清水 現在は17時前に退社しているので、通関許可の追いかけなどの通常業務が行えませんが、社内システムの改修案件や社外での会合に参加したりと、通常業務以外でも力を発揮するように心がけています。そういった部分でも女性が活躍できるというところを後輩たちには伝えたいですね。
山根 子供が体調を崩したりして、突然休まなければならないこともあるので、とにかく多くメモを残すなど、できるだけ周りに負担をかけないことを考えることは必要です。自分の仕事をしっかりこなしながら、家事・育児をすることは大変ですが、それだけに充実感もひとしおですよ。